顔のたるみ治療中にも有効な保湿

年を取るにつれて、肌の弾力が衰え、たるみが出てきます。

刺激を与えない顔のたるみは、肌自体の弾力が衰えてはりが減少し、緩んでくることが原因になることが多いのですが、それだけではなく肌と肌の下にある脂肪を支える筋肉が衰えてくることにより、肌と脂肪が垂れ下がってしまうことも原因です。

顔のたるみを軽減させるために、クリニックで治療を受ける場合には、レーザーやヒアルロン酸注入、特殊な糸を使ったリフトアップなどが人気です。

より若々しい印象を目指す人は、たるんだ皮膚の一部を切り取ったり、皮膚を筋膜ごと引き上げるリフトアップを選ぶ場合もありますが、メスで切ることに抵抗がある人や治療がはじめて人は、比較的気軽に受けることができる、メスで切らないプチ整形を選ぶ傾向があります。

顔のたるみの治療を受けているときには、保湿を心がけることがとても大切です。

レーザー治療は、一時的に肌の水分量が低下することがあるため、乾燥して肌のはりが低下することがあります。また、レーザー治療に加え、ヒアルロン酸の注入や糸を使ったリフトアップでは、肌がコラーゲンを生成することを促すために肌細胞が十分な水分量を保って健康な状態にしておくことが、顔のたるみを軽減して、リフトアップ効果やふっくらとした印象をサポートするので、保湿することは重要です。

治療をしているときには、肌にやさしく刺激が少ない化粧水や乳液を選んで使い、刺激を与えないことも重要です。

顔のたるみは遺伝だった?肌の老化には遺伝子と関係が!

老化のスピードには人によって差がある、ということを感じている人も多いでしょう。エイジングの一つのサインである顔のたるみに関しても同様です。同じケアをしても人によって効果があらわれる場合とあらわれにくい場合とがあります。

実はその理由は遺伝子にあります。遺伝子検査

外見や体質のさまざまな特徴と同様に、老化のスピードも遺伝によって決定づけられている部分が大きいのです。肌の張りを支えるコラーゲンの代謝、コラーゲンの質を低下させる活性酸素の発生に関わる酵素、有害物質をカットして若さを保つ抗酸化物質の量をキープするフィルター、これらの働きはすべて遺伝子によって制御されています。したがって、顔のたるみ対策を効果的に行うには、こうした遺伝的な特徴を捉え、それぞれに合ったケアをする必要があります。

最近ではドクターズコスメのメーカーなどで遺伝子検査を行い、一人一人に合ったスキンケアのアドバイスをしているところもあります。一生懸命ケアしているのに一向に効果が出ない、という人は一度検査をしてみるのもよいのではないでしょうか。